title

尾上議員が民生保健委員会で

住吉市民病院「再編計画」見直しを主張

改めて現地建て替えを求める

尾上康雄市会議員

2016年3月15日

写真 日本共産党の尾上やすお大阪市議は15日、民生保健委員会で「市立住吉市民病院廃止に伴う病院再編計画」について質疑し、府医療審議会や地元医師会が小児・周産期医療の充実に繋がらないと反対している「再編計画」は見直すべきだと主張し、改めて住吉市民病院の現地建て替えを求めました。

 尾上議員は、厚労省が「再編計画」に同意を出したことは前代未聞であり、地元医師会などが反対する計画をすすめることは間違っていると指摘。府医療審議会や地元医師が納得できるような計画に作り変えるべきで、「住吉市民病院を2年以上延長してはどうか」と質問。

 市は、「2年をめどに退職を引き延ばしている」、医師・スタッフの確保、施設の老朽化を理由に「延長は困難」と拒否しました。

 尾上議員は、南港病院が提案している3名の産科医師数では年間600件から700件のお産に対応するのは困難と言われている点や、また、児童虐待被害児の一時保護受け入れや未受診妊婦の受け入れなどこれまで住吉市民病院が担っていた役割を引き継ぐ事ができるのかという点など、専門家である地元医師から疑問や心配の声があがっていることから、「地元が反対する計画がうまくいくとは思えない」と指摘しました。

 尾上議員は、小児・周産期医療はもともと不採算な分野で、社会的弱者に対応する公的病院の役割は大きく、住吉市民病院を現地で建て替えることが小児・周産期医療の充実につながると強調しました。